死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『青の稲妻』 (2003) ジャ・ジャンクー

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なんか最近の中国は生意気だよね。経済でもがんがん発展を続けて日本人の間では本気で中国はこえーぞ的な論調が席巻でございますよね。なのでもはや下降線の没落間際国家ジャパンを追い越すぜ的な勢いが中国人のファッキンな態度にも見て取れますよね。でもそれでもまだそんな中国脅威論が現実味を持って僕らに迫ってこないのは華やかな経済発展で急成長しているのはあの広すぎる大陸のなかのごく一部の都市部に限られているに過ぎないというのを知っているから。
それはサッカーのアジアカップで日本にブーイングしでかす事件のときに散々語られたようにおよそ煌びやかな経済の発展の恩恵を受けていない何億という人民が中国4千年の歴史とともに経済格差と貧富の圧倒的格差に埋もれて不満と怒りが不確かなメロディを奏でている無気力大陸というのが現実であって中国の成功と発展などを本気で感じている中国人なんてあの膨大な人口のなかの1%にも満たない高層ビルから下界を見下ろしているビジネスマン達だけだ。しかもあんな中国の人口統計なんか住民票もってるやつしかカウントしてないから他に山奥に何億人潜んでるとおもってんだおそろしーぜ。人がおおすぎるってこわいぜ。ということでそんな見せかけの高層ビルで生意気な中国人なんてこわくねーぞって話だ。だから一見すさまじい都会気取りの中国の都市なんてものは一般の中国人の生活がおこなわれる場所では決してなくてビジネスがおこなわれる場所であってほんとうの中国人の居場所とはこの映画のようにだだっぴろいひたすら無気力な瓦礫と空き地のなかだけだ。北京五輪の実現も高速道路の開通もまだ見ぬ“経済発展”という名の“現実”をたしかめたいがために喜んでるふりをしてるだけっていうなんともいえない失望が頭を駆け抜けていくんだ。沸き返る群集の熱波に、なにに喜んでいるのか何に自分はよろこべばいいのかそのわけのわからなさといいそのあまりの自分との無関係さに十代の怒りは稲妻のようにほとばしるんだそれが英題のUnknown Pleasures。
joy divisionからの引用だとしたらこれは才能感じさせる107点
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