死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『アメリカン・ナイトメア』 (2000) アダム・サイモン

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とてもいいこといっぱい言ってるよねホラーというおそらく世間から一番不当な評価を受けているであろう恐怖分野が実は絶対的にいちばん偉い地点に君臨してるということが小学生にでもわかるように作られたというこれはホラーの黄金時代について真摯に多角的な考察をしてしまっている素晴らしいドキュメンタリーなのでホラーを恐怖度でのみしか評価する術を知らない不幸な人達は全員見ればいいよ。ロメロ様の傑作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の中にベトナム戦争や公民権運動の影を見いだしたりトム・サヴィーニの超絶リアル死体造形にベトナム従軍体験時代の本気の死体散乱の記憶が深く影響を与えていたことなどを本人が嬉しそうに証言するのでやはり世間的にあぶないと思われるのは仕方が無いような要素もありながらも基本的にはホラー界の重鎮たちとその他正体不明の教授たちのすばらしい感動的な絶賛発言でのみ構成されています。やはり中でも本物の死体を多く見れたので戦争体験はよかったとかのトムサヴィーニの頭おかしい発言がデンジャラスでやばいんですけどいやでもその恐怖がなぜに産み落とされなければならなかったのか『ゾンビ』の生ける死者たちを現実のショッピングモールの映像と重ねまさにあの浮浪する死者の姿は大量消費社会に飽和した我々自身であったのだと適確すぎることばかり言うので楽しいです。とりあえず最低限ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』とトビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』見てから改めてこの映画で復習してどれだけホラーが高尚な精神で誕生してしまっているのかを親切に解説されてしまえばいいよ。まじで。作品は作られた時代の社会情勢と密接に結びつきながらそしてその時代に警鐘を鳴らし恐怖の意味を問う。時代の恐怖を描きながらそれを恐怖と感じれない無神経さが社会的な暴力に対する寛容へと至るのであり恐怖を恐怖として感じる健全な感情こそ我々が喪失してしまった正さであったのでありあの時代には確かにかろうじて人々に正しさが存在した健全な素晴らしい時代だったのである。音楽はゴッドスピードユーブラックエンペラーなので壮絶なマッチングがかっこよすぎます映画好きならとりあえず片腕失ってでも全員みろって話です200点
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