死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『サイレントヒル』 (2006) クリストフ・ガンズ

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とてもビッチなかんじで容赦ないしまるで暴行現場にいあわせた小学4年生の女の子の気分でぼくは素敵とおもった
そしてわりと僕が前から申し上げているとおりやはりこの物質界において究極的におぞましい概観を持ち合わせているのは人間でありその人体の緻密さこそがおぞましくも禍々しいビジュアルとして存在するわけであってそしてその人間がいちばんおそろしいと感じるのは人間を見たときであってそしてさらにいえば人間(のようなもの)への近似性をその物質に認めたときだ。
果たしてかんじる恐怖の最大効果とは、人体と、その人体の原型を留めてしまっているもの、つまり畸形にこそある。だからこそホラーの歴史を紐解いてみても始祖は狼男、フランケンシュタインと元は人間だった者の哀れ的な、人体的な原型をかろうじてとどめてしまったが故にこそ人間におそれられるというエレジーが起動したわけであってしかしその後に怪物的なクリーチャーの創造など人間に非ざるもののおそろしさの時代がもてはやされるモテ過渡期を経て、いまの真に恐怖の真価を問い直すときその恐怖の最大値としてのアイコンを幽霊(いわば元・人間としての原型を最大にとどめてしまっていながらも人間を超越してしまっている存在)に起用したジャパニーズホラーがおそろしいのはあたりまえのことであってその恐怖の回帰性を真面目に実践している、つまりは人間の原型を予感させる身体が芸術的に欠損した畸形物体と成り果てた姿そのものが多数出現するいみじくも日本のゲームが出自のこの映画もまたとてもおそろしいのでぼくは女の子になる決意をしたのだった370点
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