死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『グレートハンティング 地上最後の残酷』 (1975) アントニオ・クリマティ&マリオ・モッラ

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いつの時代も中学生に大人気不動のポジションを堅守する残酷ドキュメンタリーというのはぼくらの心を弄んでしまうの。
というか迫真の擬似プレイなんだけれども頑なにドキュメンツと主張。で、どっかの原住民が地面に穴掘って一生懸命集団で地球にちんこ挿し込んでいました。
ぼくもおなじ人間かと思うと微妙にかなしくなりました。
であの伝説のライオン人食い場面が実にほのぼとした雰囲気!めたくそ八つ裂きに食い散らかされてますけれどもこれがヤラセ映像というのこそ嘘情報でぼくを洗脳してるのじゃないかしらと逆に疑わしいほどの殺害生中継迫力光景でこれ撮影中にほんとにマジ死人でてしまったがゆえにあれ嘘ですとかって巧みに情報操作してるのじゃないですかとか僕言ってみることにしました。実際もうひとつの人間の尊厳に揺さ振りをかけてくるショッキング点火の人が人を狩るという残酷マンハント現場も妙に和やかなパワーで楽しそうですねこれも嘘ってほんと?ぼく絶対信じてしまうよこんな!こんなの・・・こんなのはじめて!!っていうことでおもいっきりちんこ切断してまでも全力の笑顔見せてるもの。あの笑顔も演技力だとしたらぼくもう人を信じることなんてできやしないっ!と悲観してしまいますよそら。でそんなこんなで地上生態系の圧巻の残酷を照らしつつ密かに人類への警鐘を醸し出すと同時になにか胡散臭い啓蒙的なニューエイジっぽい雰囲気蒙古襲来で平和なモンドミュージックと幻想と神秘風のファンタジックな画面がやはりこれのどこがドキュメントですかという凝りに凝った編集ワークでぼくの心と体をひとしきり弄びます。本能の関節技に対抗して神話と儀式によってかろうじて理性的であると自負することにしがみつくけれど恐らくここがいちばん地球上で人間と特定する要素が曖昧なままに生きている境界線上の哺乳類が存在する場所だといえるのでしょう。つうかそこは実際どこなんですかって話ですけれども。そもそも実在するのですかという根本的な問いが発生しますけれども。そんなの絶滅するのは絶滅するほうがわるいんだということで迫真の非文明の剥き出しの殺意がいかがわしくて人間もけっこう一生懸命なんだ生きてるんだと思いましたこの調子でがんばってください僕もがんばります67点
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