死球マントラ

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『十六歳の戦争』 (1973) 松本俊夫

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なんか半端ないズームイン多用で異常な世界が出没してました。だいたいにして歌も異常に暗い手首がくるくる回転して空中にもぎ取られる感じだよ。これはかなり僕の好きな気配の爽快感高度ゼロ地平線上の呪怨フォークソングを熱烈シンギングだよ。もしやこのあきらかにカリスマ棒読みを炸裂させてる男子が歌ってるわけ?なんかいまだ学名が付けられてない新種の昆虫とか棲息してそうな異常な髪型のこの子が?という200回くらい線路に投身自殺しそうな勢いの歌にのせてけっこう健康的なエロスとタナトスの清純派な暗黒青春が爆発する予感にぼくの青春回顧録にもついでにズームイン。でそんな男の子なぜにそんな絶望的なテーマソングに陥ってるかと申しますとなにやら美人さんに妊娠を告げられるに、ならばもしくは中絶すれば?みたいなやんわりと非道な発言したばっかりになぜか墓場というロマンチックというかネクロマンスな場所にてなんで私と結婚してくださらないのとか激鉄にすさまじく追い込まれたあげくに結局おもいきし逃げた。超逃げた。ヒッチハイクしてまでも延々と逃げますのですけどそれがなにか?とかいうそんな振り返ったら奴がいる過去をもってたりだよ。そんな感じのお話だったような気がするよ。たぶん。と見せかけていつのまにやら反戦ムードに変遷する変態松本俊夫の世界。水死体の脇で16さいの女子との運命的な出会いとかあきらかに設定が異常。どうりで漫画タッチの奇形的な髪型はさすがにやることが人並みはずれた逃避。その逃避とはあわよくば戦争責任から意識的に目を逸らし続けてきた日本人という大きな枠組みに呼応する。とか突然変異いきなし話が壮大に。仮面の行列の強迫観念めいた追い込み包囲戦線とかもうどうしようもない圧力が炸裂してるし爽やかな青春に徹しようともその変態性は隠し切れずに出現したりで何気にメッセージ色が強烈なかんじだったけどそれはそれでどうでもいいかんじでしたよね90点
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