死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『ブレイド2』 (2002) ギレルモ・デル・トロ

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え?菌体の宿主を倒したらウイルスが自動的に死滅するとかなんとかって言ってなかった?あれ
だとしたらあの子ふつうに太陽見に行かなきゃ助かったんじゃなかろうかとか回避可能だった感動的な場面の疑問はまずいいとしてブレイドは人間と吸血鬼の混血なのですがそれはつまりはこの映画がかっこいいとかっこわるいという価値観の新たな境界線の提唱をもしてるわけであって実はこのブレイドはすごくかっこわるい顔なんですけど動きがかっこいいのでサングラスもかっこいいと錯覚しがちなのです。意外と目がかわいらしいのでかっこよくはないんです。でもなぜかかっこいいという前提のもとに話が進行していくので女吸血鬼がなぜにロマンスを感じるのか疑問に感じてはいけないことになっています。というそんな価値の混血状態その黒ビカリの褐色の肉体から察しがつくようにブレイドは吸血鬼の最大弱点である日光を克服してしまっているのでいわば吸血鬼の破壊力を秘めた人類最強の黒人と言えます。その黒さといったらよもや理科の時間の実験のように紫外線を虫眼鏡で一点に集中させて発火するおそろしい現象を想起させるくらい黒々で途中で勝手に人体発火するのじゃないかしらって話。それどころかむしろ紫外線を撥ね返すくらいの勢いが感じられるほど筋肉が黒びかってしまっているのでたまらない強さに違いないですということが誰の目にもあきらかなビジュアルです。だからこれほどピンチ的なものと無縁な驚異的な強さにもすぐさま納得がいく仕組みです。ということはすなわち勝利の行方よりもその敵の倒し方の行方に視線が投げかけられるのはごく当然のことです。しかもすごいのは設定上無敵な男として存在する以上その戦いには死と隔離された弛緩が付きまといがちというヒーロー的なものにおける命題をどうやって克服しているかというとそれはブレイド側に弱すぎる仲間ができてしまうことです。強い男には基本的に仲間なんていらないのに仲間ができてしまうばかりにピンチですほんとにいらないですあの人達。つまりは強い男にできる仲間の役割というのは足手まといでピンチを招いて盛り上げる機能というのは常識です。でも理由はそれだけではなくてつまりはブレイドはあいかわらず無敵だとしてもその他の仲間があまりに弱すぎるので(ブレイド単独では起こり得ない)死の予感が漲っていてもういつ殺されるかドキドキなわけでそのおかげでブレイドがかっこよく敵を殺す場面に加えて仲間がかっこよく惨殺される場面という通常の二倍のお楽しみを約束することとなります。でもだからといってブレイドは爆発的な動きであきらかに強いのでむしろ弱る場面とかいらないです。なぜって弱るわけがないからです。あの最後の方のピンチってすごいいらないよねブレイドはピンチになるわけがないから実際。ということで死神族のからだ解剖したら意外にアナルめいていてヒクヒクの動きするのがすごい好ましかったんだけどしかしなんて頭の悪い作戦なんだ138点
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