死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『ピアニスト』 (2001) ミヒャエル・ハネケ

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こえーよ。厳格な指導と管理を徹底してきた母親は娘の生活圏内に勝手に過多介入する狂ったお方でそんな究極の束縛のもと育った謹厳な教授エリカは名門音楽院で教えつつ地味にピアノ一筋処女のまま立派に40歳になりました。あまりに異性接触ないので性的な妄想は間違った方向に肥大しすぎます。野外で人様の秘め事覗き見して興奮して放尿したり個室ビデオで男の使用済みティッシュの臭い嗅いだりする変態なのです。しかも恍惚の表情というより無機質でこわいのですきっと宇宙の何者かと交信してる顔なのです。そんな無表情な鉄仮面女教師に美青年の教え子がなぜか恋するのです。美青年もきっとこんな女に恋する時点で変態に違いないけどエリカは長年蓄積してきた倒錯願望を美青年に打ち明けます(手紙に隙間なく文字ビッシリ埋め尽くしてて異常)不器用もここまでくると有害だと思うけど「顔面騎乗しながらこれでもかと腹を殴ってくれ!」とか懇願する狂った内容!でもこの経験を伴わないあくまで空想のなかの変態プレイ願望に現実が介入してくる状況になった今、エリカの妄想は現実のまえにねじ伏せられます。空想上の変態行為は痛みも苦しみも無く快楽に身を委ねる自分がいたはずであるけどそんな妄想を実践に移すもそれはやはり現実では痛みもリスクもあり苦痛でしかなく思い描いていた変態的な空想も所詮そういった嗜好が自分にあるのではなくすべては男子目線の一方的な男性優位の独断的エロ願望をそれが女も男も相互に満足な性の正しい在り方だと勘違いしたせいなんだ。泣けてきますね。男に服従するプレイを積極的に取り入れるのもすべては自分の女性の立場からの性的欲望に従順だったのではなくただ男子目線で描かれた偏った情報で妄想を肥大させてしまったところに欠陥があったのです。手紙の内容にしても朗読させるとほぼ団鬼六的官能小説の世界観!あまりに現実との接触がないせいで性に関し男子的行動パターンしか情報的にインプットされておらず台詞が男のそれであったり母親への依存と愛憎の表し方がわからずにまたがろうとするところなんか泣きそうになったよあまりに悲惨すぎて。覗き行為における放尿はつまりは彼女なりの射精の代替行為だったりするわけで妄想もあまりにひどいと有害だということですとにかくこの女の顔こえーよなにあのラストの顔は。忘れられないよあの攻撃力。はっきりいっておすすめしないけど史上最強1005点
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