死球マントラ

全員しぬまで人形かぞえる

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『デスレース2000年』 (1975) ポール・バーテル

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時は西暦2000年、独裁君主が支配するアメリカでは人を轢き殺すごとに点数がバリバリ加算されるというオモシロ鬼畜ルールによる年一回の合法的な人殺しイベントこと国民のお楽しみ祭り、それがデスレース。
速度と轢殺数を競い合う大陸横断のこの素敵な政府公認殺人レースに熱狂するのさ僕ら。第一弾遺族には豪華特典付き被害者の未亡人インタビューさ。うれしいね。もちろん人の価値には歴然とした生命の価格差が存在するから点数にも違いが生じるわけで老人・子供・身障者は高得点というじつに嬉しい配慮。僕のような貴族は当然ながら爆発的な高価な命に違いないから気をつけナイト!ということで、もち狂ったレーサーは迷わず老人介護施設に突入さ。気の利いた看護婦たちは道路上に車椅子ごと老人を大量設置する気遣い、そして愛。
なんなら得点狙いで自分のクルーやら他人のナビまで轢きまくります。好きなレーサーの為ならマシンに身を投じるファン心理。股間串刺し。そしてほとばしる無意味なエロス。
そして小学生の想像力に匹敵するほど不必要に過剰で貧困な発想の外観のカーといい実にいとおしいよ!!
この際ボンテージのジジイも身のこなし気色悪いけど許すかなって思ってしまうほど心が広くなります。なんかみんなに優しくなれるかな、ぼく、変われるかな、とか思ったりです。
世紀末、あれほど世界が危惧していた2000年問題とは実はこのレースの事を密かに指していたというのはあまり知られていない事実100点
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