死球マントラ

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『カルメンという名の女』 (1983) ジャン=リュック・ゴダール

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見ててすんごく気持ちよくなった。浮遊感がただならなかった。夢遊病患者の見る夢のようだった。まるでズラウスキーの『私の夜はあなたの昼より美しい』のイメージを呼び覚ます連鎖の波がどんより鉄格子に打ち寄せて足下が浸食されて海中にひきずりこまれるかもしれないけど脳内で幽閉されてるのでもげた左足首だけが突き刺さった地面に取り残された感じだけど別にそれでもいいと思ったほどだ。実際にはカルメンという名の女が83年の作品なので『私の夜はあなたの昼より美しい』(89’)のほうがまるっきり後なんだけど俺があっちを先に見たからこれはゴダールのズラウスキーリスペクト作と決定することにするよ。思えばあのズラウスキーのすさまじく詩的な台詞もゴダールっぽいと言えなくもないけど決定的な違いはズラウスキーは圧倒的なテンションでそれが洪水のように繰り出されるから鬼かっこいい悪魔的な詩を生み出すのに対しゴダールはただうっすら意味不明に自分に囁くなだけにひたすらに脳挫傷でキモいって事だ。だからおもいきし嫌いだから海岸で思い詰めたんだまるで仮死状態のままに俺は白昼の火花が美しい銃撃戦を見つめ続けた私にあなたに恐ろしい波が来る94点
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